2018-11-01から1ヶ月間の記事一覧
ヤエヤマシオマネキ Tubuca dussumieri の幼生についての記事です。シオマネキ類の幼生飼育を経験しておこうと思いまして、八重山でヤエヤマシオマネキを採集してきました。抱卵したメスを孵化槽に移し、放幼を待ちます。無事放幼が行われ、得られたゾエア幼…
オオナキオカヤドカリ Coenobita brevimanus かなり大型に成長する種で、赤紫色をしている個体が多いです。たまに赤い個体や茶色い個体もいます。海岸林を主な活動場所とします。左鉗脚が立派で、挟む力はオカヤドカリ類でも随一です。私はそこそこ大型の個…
Breeding of Borneo Cat Gecko Aeluroscalabotes felinus. 念願のボルネオキャットゲッコーのブリードに成功しました。本種は1年半ほど飼育をしており、ずっと殖やしたいと思っていた種でした。 オスもメスもめちゃくちゃ良く餌を食べるなと思っていたら、シ…
オガサワラヤモリ クローンA Lepidodactylus lugubris "Clone-A" Mourning Gecko "Clone-A" オガサワラヤモリは単為生殖するヤモリで、太平洋、インド洋の熱帯亜熱帯に広く分布しますが移入のものもかなり多いです。日本では琉球列島と小笠原諸島で見られる…
カニクイガエル Fejervarya cancrivora 両生類は淡水性であり、海水に浸かると浸透圧の関係で体内の水分がどんどん出て行ってしまい脱水症状によって死亡します。しかし、このカニクイガエルはマングローブ湿地つまり汽水環境に生息する世界で唯一の両生類で…
Caridina variabilis 2018年に記載されたばかりのヌマエビです。バベルダオブとグアムから発見されました。今回記載論文のサンプリング地点の一つで本種を見ることができました。まだ変色標本写真しか存在していないこの新種ヌマエビの体色を知りたいという…
フタホシヤモリ Gekko monachus 東南アジアに広く分布する中型のヤモリで、全長20 cm程度にまで成長します。この写真のはボルネオで撮ったものです。山間部のジャングル沿いにある木造人工物にいました。フタホシヤモリという和名は非常に紛らわしいというか…
ミナミオオガシラ Brown Tree Snake Boiga irregularis ナンヨウオオガシラとも呼ばれる本種は、もともとオーストラリアやパプアニューギニア、メラネシアに生息しますが、グアムにも移入しています。グアムに最悪の影響を与えた外来生物の王です。グアムで…
オオヒキガエル Rhinella marina オオヒキガエルは世界的に見てかなり凶悪な侵略的外来生物です。中南米に自然分布しますが、さまざまな熱帯亜熱帯の島嶼域に移入して現地の生物を食い荒らしています。私はオオヒキガエルが最強のカエルだと思ってます。理由…
クサガメ Mauremys reevesii 八丈島にはもともと淡水カメ類は生息していませんでした。しかし、近年ミシシッピアカミミガメが確認され、そしてクサガメも成体の発見報告が出ました。かくいう私も八丈島でクサガメの幼体(いわゆるゼニガメ)を発見し、神戸市立…
ジュエルオーキッド Jewel Orchid 宝石蘭 蘭は花を楽しむものが一般的ですが、葉を楽しむものも存在します。葉に美しい網目模様や筋が現れるそれらはジュエルオーキッドと呼ばれています。背の低い常緑性多年草で、ロゼット状に葉を展開します。子株を生やし…
アカハライモリ色彩変異 Color mutation of Japanese Fire Berry Newt なんか色が薄いような気がする幼生を持ち帰って育てている個体が大体生後6ヶ月目というところになりました。色彩変異かなぁという感じですね。全身一色ではなく濃淡があるというのが気に…