オガサワラヤモリ クローンA

オガサワラヤモリ クローンA

Lepidodactylus lugubris "Clone-A"

Mourning Gecko "Clone-A"

オガサワラヤモリは単為生殖するヤモリで、太平洋、インド洋の熱帯亜熱帯に広く分布しますが移入のものもかなり多いです。日本では琉球列島と小笠原諸島で見られる一方、大東諸島の個体群以外は移入だと言われております。今回はグアムの個体群の話です。色々と詳しい話は置いといて、、、オガサワラヤモリは単為生殖をしますが分化が起きており、クローンタイプをいくつか指定されています。グアムの海岸沿いでよく見られるのは、クローンAです。クローンAの特徴は昆虫食性が強く、縄張り意識があることです。体色は背にWのような模様が出ます。オガサワラヤモリは背景によって体色が大きく変わることが特徴で、同一個体でも黒背景と白背景では見紛うほど変化します。

Mourning geckos found on the coast line of Guam are Clone-A type. Clone-A eat insects well and does not like sweetness very much. They are strongly aware of territory and take action to scare away other geckos.

ヤモリの中で一番好きな種でかつ、ヤモリ好きに目覚めた原因です。物心つく前からグアムでヤモリを見ることが好きで、その対象はおそらくこのオガサワラヤモリとホオグロヤモリでした。壁を自在に歩き回る姿は見ていて楽しかったと思います。そしてオガサワラヤモリは尾をくるりと巻く仕草をします。これがまた可愛いですし、顔つきも柔らかく愛嬌があると思います。壁チョロの中ではトップクラスの可愛さでしょうね(主観)。