One's habitat Blog

ホームページ「One's habitat」の付属ブログ。何屋かと訊かれたらオカヤドカリの人です。無断転載ダメ。

業績

ヤモリ雑誌 Gecko Essence 販売→完売

ヤモリ雑誌 〈Gecko Essence〉 ★完売 250部★ Bamboo's Gecko のAyumu氏とヤモリのそれぞれ得意な部分に焦点を絞った雑誌を合作しました。Ayumu氏からは"ブリード"の観点より7種、私からも"フィールド"の観点より7種、計14種をまとめた内容になります。販売は…

南大東島のシロサンゴヤドカリ

南大東島の塩屋には海水淡水化施設があり、汲み上げられた海水が常に排出されています。標高10mはある断崖に、この排水によって海水環境が形成されていました。流石にこの高度だとちょっとしたカニくらいしかいないだろうと思って覗いてみると、なんとシロサ…

オガサワラヤモリ クローンB 大東諸島

オガサワラヤモリ クローンB 大東諸島 Lepidodactylus lugubris "Clone-B" オガサワラヤモリは単為生殖種ですが、クローンタイプによる遺伝的多様性を秘めた可愛いヤモリです。一般的に知られているのは日本の南西諸島で広く見られるクローンC or Aですが、…

One's habitat 制作のグッズ販売について

One's habitat -Marketing Division- oneshabitat.theshop.jp One's habitat制作のグッズ販売を開始いたします。販売については、上記リンクのBASEにて行なっておりますので是非ご覧になってください。隙間産業生き物屋として刺さる方には刺さる商品を用意し…

福江島のミナミヌマエビ

福家悠介・岩﨑朝生・笹塚諒・山本佑治,2021.五島列島福江島におけるミナミヌマエビの初記録.Cancer,30:63-71. www.jstage.jst.go.jp オープンアクセス 福江島のミナミヌマエビ ミナミヌマエビ Neocaridina denticulataは西日本に分布する陸封型のヌマ…

オオテナガエビのグアム-ミクロネシア-からの初記録

オオテナガエビのグアム-ミクロネシア-からの初記録 Fuke, F. and Sasazuka, M. 2021. First record of Macrobrachium grandimanus (Randall, 1840) (Crustacea, Decapoda, Palaemonidae) from Guam, Micronesia. Check List 17(3):759-763. First record of…

コムラサキオカヤドカリ分布北限更新

コムラサキオカヤドカリ分布北限の更新 コムラサキオカヤドカリはインド洋から太平洋の熱帯亜熱帯域に広く分布する陸棲甲殻類で、日本が分布の北限となっています。その中でも沖縄県教育委員会の調査で沖縄本島が北限であると報告されていましたが、今回2020…

徳之島のハイ

徳之島のハイ Sinomicrurus japonicus boettgeri ハイは沖縄諸島と徳之島に分布する鮮やかなオレンジ色と黒色を持つ美しいコブラ科のヘビです。奄美のヒャンと亜種の関係にあります。なかなか珍しく出会う確率は低いため行っても見れないことが多いのですが…

シロクチガエルの黄色色素欠乏個体

シロクチガエルの黄色色素欠乏個体 Axanthic individual of Chalcorana raniceps Caudata-第3号-の自然史ノートに投稿させていただきました。内容はChalcorana ranicepsの頭胴部7割ほどがアザンティックな幼体を見つけましたというものです。シロクチガエル…

Young individuals of the land hermit crab Coenobita spinosus

Young individuals of the land hermit crab Coenobita spinosus オオトゲオカヤドカリの若齢個体 Young individual of Coenobita spinosus with 8.14 mm SL オオトゲオカヤドカリの若齢個体 リンク I published a paper that could find young individuals …

オオトゲオカヤドカリにおける宿貝利用と宿貝放棄行動

原著論文:オオトゲオカヤドカリにおける宿貝利用と宿貝放棄行動。概要としてはオオトゲオカヤドカリ Coenobita spinosus H. Milne Edwards, 1837 が行うとされている、刺激を受けた際に宿貝を捨てて逃げる行動と、所持している宿貝の選択サイズの傾向につい…

八丈島のクサガメ

クサガメ Mauremys reevesii 八丈島にはもともと淡水カメ類は生息していませんでした。しかし、近年ミシシッピアカミミガメが確認され、そしてクサガメも成体の発見報告が出ました。かくいう私も八丈島でクサガメの幼体(いわゆるゼニガメ)を発見し、神戸市立…

グアムの爬虫両棲類 -観光地フィールドガイド-

グアムの爬虫両棲類 -観光地フィールドガイド- この度Caudata第2号にてグアムの爬虫両棲類の記事を寄稿させていただきました。本誌は有尾類を主軸に置いた両棲類・爬虫類専門雑誌です。 グアムいいところですよ。 南洋幻想!

ヤシガニ幼体

ヤシガニ幼体 Coconut Crab (robber crab) juvenile Birgus latro ヤシガニの幼体は貝殻を背負います。どの程度のサイズまで貝殻を背負っているかというと、貝口直径10〜15mm程度といったところでしょう。この貝殻入りヤシガニは非常に珍しく、本当に見つか…

アカハライモリ 婚姻色

アカハライモリ 婚姻色 Nuptial Coloration of Japanese Fire Belly Newt アカハライモリ Cynops pyrrhogaster は有尾目イモリ科イモリ属に分類される日本固有の両生類です。背面は黒色から暗褐色で、腹面は赤色から橙色の不規則な形状の斑紋や模様が入りま…

オカヤドカリ -LAND HERMIT CRAB in JAPAN-

オカヤドカリ -LAND HERMIT CRAB in JAPAN- Sold Out 21歳の大学生(2017年1月時点)が個人出版したオカヤドカリ・ヤシガニについてまとめた本です。48ページ フルカラー。日本分布全8種の詳細説明に加え、種判別の要点も紹介。オカヤドカリ・ヤシガニのな…