One's habitat Blog

ホームページ「One's habitat」の付属ブログ。何屋かと訊かれたらオカヤドカリの人です。無断転載ダメ。

グアムのミナミオオガシラ

ミナミオオガシラ

Brown Tree Snake

Boiga irregularis

ミナミオオガシラ

ナンヨウオオガシラとも呼ばれる本種は、もともとオーストラリアやパプアニューギニアメラネシアに生息しますが、グアムにも移入しています。グアムに最悪の影響を与えた外来生物の王です。グアムで侵略的外来生物としてかなりの猛威を振るった結果、日本においても危険性が高いと認定されBoiga属が特定外来生物に指定されました。つまり日本でボイガを飼育できなくなった元凶ですが、これは仕方ないですね。

As a result of tremendous damage to the environment as an invasive alien species in Guam, the genus Boiga was designated as Invasive Alien Species Act in Japan as being certified to be highly dangerous. The thing is, we can not rearing Boiga in Japan.

2016年のグアム遠征でも見ることができたのですが、2018年グアム遠征でも現れました。様々なものに様々な悪影響を与えているので、グアムではかなりの嫌われ者です。今回見れたのは2m超えの大きな個体。腹板の色が黄色とクリーム色に分かれており美しい、、、。樹上性のため、金網をスルスルと自在に移動していました。

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けっこう厳つい顔しています。大型個体はボイガ特有の大きな眼が相対的に普通に見えますね。

実は2016年に初めて本種を、Boiga属の蛇を見てかなり心打たれました。グアムには環境にとんでもない影響を与えた外来の蛇がいるということは知っていたのですが、これまで十何回と来ていたのは観光目的の家族旅行であって探す機会も見る機会もありませんでした。ですが前回の遠征で偶然目の前に現れ、これが噂に聞く外来蛇か!とまるで有名人に会ったかのような感覚でした。そしてボイガに触れ合える機会は前述した通り海外でしか与えられないので嬉々として隅々まで観察したところ、ボイガの面白さに気付いてしまったのです。大好きなグアムの環境を大きく変えた元凶なのに、、、(言うまでもなく本当の元凶は人間なのですが)。種の魅力と悪影響は別の話というわけです。まぁ、面白くない蛇なんてまだ会ったことありません笑。もちろんグアムからは根絶して欲しいです。歪な状況を好ましくは断じて思いません。本来あるべき姿としてのボイガを、東南アジアで現地のボイガを見つけるというのが私の海外遠征での目的の一つになりました。なんというか、海外遠征をしてないと現物を見れない属の蛇というのも良さですね。