イワサキセダカヘビ
Pareas iwasakii
八重山3珍蛇の一角であるイワサキセダカヘビをようやく見ることができました。3珍の中では割と見やすい種なのですが、なかなか巡り会うことができませんでした。セダカヘビ科はアジアに広く分布し3属に分類されていますが、日本のセダカヘビは本種のみです。変態蛇の中でもかなり特殊なカタツムリ専食という生態で、殻から身を引き出すために独特な顎を持ちます。
樹上棲で、発見時も2m程の高さにいました。サキシマハブを警戒して地面を見つつ、樹上を探さないといけないので歩くのに時間がかかる探し方をしないといけません。足元を見る人と樹上を見る人で役割分担するのも手ではありますが。
非常に撮影しやすいヘビでした。なんと言っても動きがスローですし、良い体勢で止まってくれます。サキシマアオヘビとかは見習って欲しいですね。