One's habitat Blog

ホームページ「One's habitat」の付属ブログ。何屋かと訊かれたらオカヤドカリの人です。無断転載ダメ。

アトラスモス

アトラスモス

ヨナグニサン_アトラスモス

言わずと知れたモスラの元となった、世界最大級の蛾です。日本では日本亜種のヨナグニサンが有名ですね。私はマレーシアで見ることができました。蛾は大の苦手なのですが、アトラスモスは良かったです(ビビって手に乗せることのできてない写真を載せながら)。にしてもこういうのは苦手な人の所に来るのか、ボルネオでもキャメロンでも見れてるんですよね。キャメロンの方はエドワードサンArchaeoattacus edwardsii でしたっけ。話が逸れますけど、こんなにフィールド出てて蛾が苦手なの?とよく言われますが、奴ら普通に顔にぶつかって来ますよね。今はかなりマシになっているんですが私はちょっと潔癖の気がありまして、生き物を顔につけるのが無理なんですよ。蝶は人を躱しますが、蛾は平気でぶつかって来る上に鱗粉をぶつかった所に残していく。これが本当に小さい頃から嫌で、蝶は平気ですが蛾に恐怖心を持ったまま育ってしまいました。一般の虫嫌いの人たちからする虫全般への苦手よりは圧倒的にマシな苦手ではありますが、フィールドで不規則に飛ぶ蛾が目の前に来るとマジ顔で回避しなきゃいけなくて大変です。そういえば水没して靴下を脱いでいた長靴の中に滑り込まれ、土踏まずの隙間でパタパタされて悶絶したこともあったりします。潰さないよう隙間を作って力んでる上に、濡れた素足で摩擦が強くなかなか脱げなくて本当に泣きそうになりました。蛾に興味があってこのページに来たであろう方々に読ませる内容じゃないですね。すみません。

ヨナグニサン.アトラスモス

本種は集光性があるので灯火によく飛来します。身体が大きいからかかなり雑に飛ぶので翅が傷つきやすく、完品を見るのは難しいのかなという印象を持ちました。にしても本当に大きいので迫力はすごいですよ。