One's habitat Blog

ホームページ「One's habitat」の付属ブログ。何屋かと訊かれたらオカヤドカリの人です。無断転載ダメ。

ボルネオキャットゲッコー2019CB

ボルネオキャットゲッコー2019CB

ボルネオキャットゲッコー2019CB

ボルネオキャットゲッコー2019CB

 ボルネオキャットゲッコーのブリードに成功してから、ベビーの飼育には四苦八苦しています。実は前回の記事以降も何個も卵を産んでくれて、何匹ものベビーが孵っていましたが、半数以上を失っているという現状です。最初の関門である餌付けはコツを掴んだので途中からこの段階で躓くことはなくなりました。その後は順調に育てることができていましたが、やはり強さの個体差が出てしまいます。成長しているけども肉付きが悪く細い個体やよく脱皮不全をする個体は気温の大きな変化などのきっかけで、一気に調子を崩してそのまま逝ってしまいました。冬はやはり管理が難しいです。しかし、日本の飼育環境において適応できる個体が選別されているという意味でもあります。自身の管理不足を体の良い言葉で取り繕っていますが、弱い個体を過保護に扱うにも限界があります。CB一般流通種とはやはり違います。育種の考え方の元でやっていくつもりです。

ボルネオキャットゲッコー2019CBと2020CB

ボルネオキャットゲッコー2019CBと2020CB

 右端に写っているのは2020CBです。成長に従って頭と背のオレンジ模様がジワジワ表れてくるのがわかりますね。オス親が模様強めの個体なんで子達も綺麗に出るでしょう。順調にブリード自体はできているので、今後もいろいろ頑張っていきます。市場に流すことも考えてはいますけど、コロッと逝かない飼いやすい強い個体を用意できたらですかね。普段日本に入荷してるものとは産地が違うのもあって、ブリード用というよりは観賞用としてになりますが。あと、マレーキャットも導入することを決めました。今年中に買ってブリードに取り組みます。

ちなみに今後、

マレーキャットゲッコー → ブラックアイキャットゲッコー

ボルネオキャットゲッコー → グリーンアイキャットゲッコー

と呼んでくことにするかもしれません。今年の成果次第ですが。