One's habitat Blog

ホームページ「One's habitat」の付属ブログ。何屋かと訊かれたらオカヤドカリの人です。無断転載ダメ。

ボルネオアカメフグ

ボルネオアカメフグ

Carinotetraodon borneensis

Carinotetraodon borneensis

小型淡水フグであるカリノテトラオドン属に分類される魚で、私のお気に入りです。2013年に飼育して以来、再度飼育したくて入荷をずっと待っていたのですが、なかなか入りませんでした。ボルネオ現地に2度探しに行くも見つけることができず、3度目の遠征を決めたところで突然入荷がありました。正直なところもう日本に来ることはないんだろうなとか思っていましたし、ボルネオアカメフグとカリノテトラオドン サリヴァトール以外の魚で水槽立てる気が無くなっていたので、ショップの入荷情報なんて確認していませんでした。2018年7月に風の噂を偶然聞きつけることができ、半信半疑で調べてみたら本当に入荷していたのです。知った時は営業時間外だったので、翌日に普段より早起きして朝一で電話しました。入荷から3日ほど過ぎていたため在庫があるかドッキドキでしたが普通に残っていましたね。そして価格を聞いた時は驚きました。思っていた半分だったので。金銭感覚が爬虫類価格になっていたのと、ボルネオ現地へ行くのに比較にならない額を使っていたことから自分の中で価値が勝手にかなり上がっていました。とはいえ、一般消費者からすると小型熱帯魚につく価格とは言えないので、簡単に売れることがなかったのでしょう。本当に助かりました。急遽水槽を立て、1ペアを迎え入れました。

ボルネオアカメフグ
もう行くことが決まっている次のボルネオ遠征でもし採れたら多頭飼育にしてやろうとか贅沢なことを考えていたのですが、採れたのは予想外の方でした。詳細はこちらの記事で。

ones-habitat.hatenablog.com

カリノテトラオドン ボルネンシス
ようやく手に入れたボルネオアカメフグの感想は「最高」に尽きます。2013年に飼っていたのはメス単だったので、オスの腹に入る赤模様は鮮やかでいいですね。赤い眼に赤い腹模様、黄色の全身に青い尾鰭。淡水の小型魚で愛嬌のある動き。本当に良い魚です。気性が荒いので混泳はほぼ望めませんが、適当に残餌処理係として採ってきたヒガシシマドジョウは襲われること無く元気にしています。種としての相性かつ個体同士の相性が良ければ混泳することは可能なのかなという印象です。

ボルネオアカメフグ

ボルネオアカメフグ

2018年最後の記事はボルネオアカメフグで。