One's habitat Blog

ホームページ「One's habitat」の付属ブログ。何屋かと訊かれたらオカヤドカリの人です。無断転載ダメ。

大都会のヒバカリ

ヒバカリ

Hebius vibakari

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この平成最後の秋に地元でヒバカリを見るという目標を果たせました。かくいう私の地元は都心三区(千代田区中央区・港区)のとある地域で、身近に豊かな触れ合える自然があるわけではありません。そんな中では、ヘビという生き物はとても珍しいものです。ネズミや鳥、トカゲやヤモリを餌にしているアオダイショウは東京都全域に生息しており、え!?こんなところにも!?というようなビル群に出没することもあります(といっても見れる機会はそうそうありません)。私も都心三区において皇居と付属自然園を除いてはアオダイショウしか生息していないと思っていました。しかし、どうやら上記2ヶ所外においても3種のヘビが生息しているという情報を見つけました。そのうちの一種にヒバカリと記載が。ヒバカリはミミズや淡水魚、カエルを餌としているため、アオダイショウより要求する環境が厳しいです。東京23区まで範囲を広げれば結構見つかりますが、大都会である都心三区で皇居と付属自然教育園を除くとそのような環境はなかなか見当たりません。ですが、今回その都心三区(煩いくらい主張します)でヒバカリを見ることができました。本当に居た!と興奮を抑えられませんでした。これまで見たことないほどに、とても腹板の黄色味が強い個体でした。そういう個体群かもと期待してしまいますね。都内でも八王子などに行けば普通に見れる種ですが、いないと思っていた地元で見れるというのは格別です。

Japanese Keelback Hebius vibakari is non-poisonous snake that lives water side and humid environment. This snakes are gentle and charming. If you handling this snake,  your hands smell. It gets very stinky. I don't recommend touching with bare hands. This time I found Japanese Keelback in central Tokyo. This snakes survived strongly in a slightly remaining urban natural environment.

都心ヒバカリ

不思議なくらい腹板が黄色かったので、じっくり観察してみました。飼いたかったのですが、一匹減っただけでも個体群にダメージが大きそうな環境ですので観察ののちにリリースしました。