アカオビアオハブ

アカオビアオハブ（仮）

Trimeresurus fucata

半島マレーシア中南部（フレイザーズ・ヒル辺り以南と飛び地的にランカウィ）に分布するアオハブの一種です。側稜の上辺に呈す鮮やかな赤白の模様が大きな特徴ですが、南部の個体群はこの模様がなく真緑らしいです。そして赤白のラインもランカウィの個体群は顔まで入りますが、半島中部の個体群は首までで顔は緑一色です。今回は写真の通り、半島中部で遭遇することができました。

マレーシアには何度も来ていますし、アオハブの類はかなり見やすいヘビのひとつなのですが今回初めて見ることができました。とはいえほとんどのマレー遠征勢はキャメロンに行くので、本種ではなくTrimeresurus nebularisが主流と考えると少し珍しいものを見れたんじゃないでしょうか。朱線がアクセントになっていてほんと美しいです。クリスマスカラー。