テルシオペロ
Bothrops asper

中米から南米の北部にかけて分布し、その域における最も危険な毒蛇と評される程有名なヘビです。その理由が熱帯雨林から人里まで広く分布するため、家屋内にも侵入してくることが珍しくないにも関わらず、極めて毒性が強いという点にあります。しかも動きが速く避けにくいというのもタチが悪い。体色も林床に紛れる地味なもので、熱帯雨林を活動する我々にとっても要注意な毒蛇として知っておくべき代物と言えるでしょう。

今回ユカタン半島でサヤツメトカゲモドキを探す中、道を塞ぐ大きな水溜りを避けようとしたところ傍の草陰に潜んでいるのを発見しました。これは気付かずに踏みかねないと肝を冷やしつつ、見たかった蛇でもあったため心は熱くなりました。まだまだ小さな個体であったものの、咬まれたら命に関わります。慎重に写真を撮りつつ、遭遇できた喜びを噛み締めました。