ムラサキオカヤドカリ
Coenobita purpreus
オカヤドカリ種としては世界最北に分布しており、日本固有種。
水色から紫色を呈し、非常に美しく人気のある種です。八重山諸島あたりでナキオカヤドカリから分化したと言われています。八重山ではあまり見られませんが、沖縄諸島から個体数が一気に増え、トカラ列島以北ではムラサキオカヤドカリパラダイスとなっています。
低温耐性がオカヤドカリ類の中ではあるほうとはいえ、日本本土の冬を越えることは難しいようで越冬個体も見られるが厳冬では死滅しているようです。
幼体は白色で、成長に従って青み紫みを帯びていきます。
I took this picture on the Izu Islands. This species is famous for blue color, but juveniles are white. They live only in Japan and the northernmost land hermit crab species.
これらの写真は八丈島で撮影しました。6月に訪れた際は数匹しか確認できませんでしたが、7月には数え切れないほど見ることができました。
たくさんいても国の天然記念物に指定され、保護されているので写真を撮ったらそっと見守ってあげましょう。