甲殻類
リュウキュウシオマネキ Tubuca coarctata 幼体は甲羅が赤色と黄色、歩脚が青色ととても派手な色彩をしています。成長に従い甲羅が黒くなっていき、上部に白線が残ります。ヤエヤマシオマネキにかなり近い体色や形態をしているので、注意が必要です。今回コ…
ヤエヤマシオマネキ Tubuca dussumieri の幼生についての記事です。シオマネキ類の幼生飼育を経験しておこうと思いまして、八重山でヤエヤマシオマネキを採集してきました。抱卵したメスを孵化槽に移し、放幼を待ちます。無事放幼が行われ、得られたゾエア幼…
オオナキオカヤドカリ Coenobita brevimanus かなり大型に成長する種で、赤紫色をしている個体が多いです。たまに赤い個体や茶色い個体もいます。海岸林を主な活動場所とします。左鉗脚が立派で、挟む力はオカヤドカリ類でも随一です。私はそこそこ大型の個…
Caridina variabilis 2018年に記載されたばかりのヌマエビです。バベルダオブとグアムから発見されました。今回記載論文のサンプリング地点の一つで本種を見ることができました。まだ変色標本写真しか存在していないこの新種ヌマエビの体色を知りたいという…
オカヤドカリ Coenobita cavipes 標準和名オカヤドカリ。「オカヤドカリ」がこの種C. cavipesを指すのかオカヤドカリ属全体を指すのか明記しなくてはいけなくなるめんどくささがありますね。本種はオカヤドカリ類の中では地味な体色で、黒褐色から茶色という…
Geosesarma cf. bau かなり感動した光景でした。ドワーフクラブはかなり好きなカニで、野外で見てみたいと前々から思っていました。ゲオセサルマの一部種は草本上で活動しているものがいることは知っていたので、この姿を見たときはピースが嵌るような感覚を…
トゲナシヌマエビ Caridina typus 川で捕まえたエビがトゲナシヌマエビかもしれない。コケ取り生体にトゲナシヌマエビを使ってみようかな。そのような理由で検索していらした方が多いと思います。 トゲナシヌマエビは日本に広く分布している両側回遊性の淡水…
オキナワハクセンシオマネキ Austruca perplexa 南西諸島で最も一般的に見られるシオマネキの一種。白色、灰色、黒色で構成された体色をしているが、雄の大鉗脚は成長に従い黄色味を帯びます。シオマネキ類は捕獲難易度が高く、動くと危険を察知してすぐに巣…
ヤシガニ幼体 Coconut Crab (robber crab) juvenile Birgus latro ヤシガニの幼体は貝殻を背負います。どの程度のサイズまで貝殻を背負っているかというと、貝口直径10〜15mm程度といったところでしょう。この貝殻入りヤシガニは非常に珍しく、本当に見つか…
ムラサキオカヤドカリ Coenobita purpreus オカヤドカリ種としては世界最北に分布しており、日本固有種。 水色から紫色を呈し、非常に美しく人気のある種です。八重山諸島あたりでナキオカヤドカリから分化したと言われています。八重山ではあまり見られませ…
ミゾレヌマエビ Caridina leucosticta ヌマエビ類の半水中写真を撮ってみました。めちゃくちゃ難しかったです。 この写真なんかはパッと見わからないですよね。中心に写っています。 ミゾレヌマエビは日本本土において、関東以西で見られる種です。ヌマエビ…
コンジンテナガエビ Tahitian prawn Macrobrachium lar 西太平洋に広く分布するテナガエビの一種。日本では主に南西諸島に分布し、普通種です。本土でも関東以西での生息は確認されており、採ろうと思えば採れます。驚くほどのサイズに会うには南西諸島へ行…
オカヤドカリ -LAND HERMIT CRAB in JAPAN- Sold Out 21歳の大学生(2017年1月時点)が個人出版したオカヤドカリ・ヤシガニについてまとめた本です。48ページ フルカラー。日本分布全8種の詳細説明に加え、種判別の要点も紹介。オカヤドカリ・ヤシガニのな…
サキシマオカヤドカリ Coenobita perlatus 真っ赤で非常に美しいオカヤドカリ。オカヤドカリ好きなら誰もがこの存在を知った時は驚き、そして見てみたいと思う種でしょう。英名でStrawberry Land Hermit Crabとはよく言ったもので、成長に従い白い体色が赤く…
Austruca annulipes インド洋から東南アジアに広く分布する種で、体色の個体差も大きいようです。泥環境より砂環境に多く、綺麗な砂団子を作っていました。 こっちは赤みの強い個体ばかりでした。別種を疑いたくなりますが、同種(のはず)です。どちらもボ…
オオトゲオカヤドカリ Coenobita spinosus 西太平洋に分布するオカヤドカリ種で、日本においては小笠原諸島でのみ極少数確認されています。体色は焦茶色で毛深く、とても力強いです。情報や写真が少ない種で、明らかになっていないことが多い興味深い種です…