海外
ゲオセサルマ未記載種 Geosesarma sp. マレー半島でもゲオセサルマを見ることができました。標高1000m近い水場の急斜面に垂れる枝に乗ってました。写真はヤラセではなく、そのままの生態写真です。広角で背景含めた写真にしたかったのですが、足場がかなり悪…
ミドリネドクアブラゼミ Trengganua sibylla (Tosena sybilla) ドクゼミの類を見つけるのは昔から夢でした。日本のセミにはないドギツい配色をしたこれらは東南アジアに多種分布しています。しかし透明翅のセミの方が圧倒的に多いため、なかなか見ることがで…
ミクロソリウム Microsorum 野外で見たミクロソリウムが自生している様子です。 Microsorum sp. "South Malay" マレー半島南部の渓流にて発見しました。乾季だったのにも関わらず草体が半分水に浸かっているので水中化は可能でしょう。葉の形状としては特に…
マラッカスベセダカヘビ Asthenodipsas malaccanus セダカヘビ科に分類される3属のうちの一つであるスベセダカヘビ属 Asthenodipsasの一種です。マレーシアの辺りに分布し、言うまでもなく陸生貝類専食です。特にマラッカスベセダカヘビはナメクジ好みと言…
マレーシアンジュエル Scolopendra dehaani "Malaysian Jewel" マレー半島の1000mくらいの標高高めなジャングルを夜間散策していたところ、色鮮やかな何かを見つけました。かなり歩きにくい山道で、自分でもよく気付いたなと。3m程度の高さの木の幹に付く、…
アカオビアオハブ(仮) Trimeresurus fucata 半島マレーシア中南部(フレイザーズ・ヒル辺り以南と飛び地的にランカウィ)に分布するアオハブの一種です。側稜の上辺に呈す鮮やかな赤白の模様が大きな特徴ですが、南部の個体群はこの模様がなく真緑らしいで…
トゲヒキガエル(仮) Phrynoidis asper マレーシアの渓流沿いでヒキガエルを見つけました。ヘリグロヒキガエルかなと期待せずに確認したところ、そこそこ大型でかつ皮膚が全然違いました。 全身がトゲトゲしていてめちゃくちゃ格好良いです。これは良いカエ…
キノボリアトバ Dryocalamus subannulatus (Lycodon subannulatus) 東南アジアに広く分布する種で、模様や色味が地域によって変わるみたいです。キノボリアトバ属 Dryocalamusに分類されているようですが、オオカミヘビ属 Lycodonに分類しているものもそこ…
ヨロイオオムカデの捕食 捕食の様子が見れた時に気が向いたら撮影していた写真をいくつか載せたいと思います。前の記事でも紹介したように、ヨロイオオムカデはヤスデ専食です。普段は非常に大人しく、つつけば丸まり触っても咬んでくることのない本種がヤス…
イトコホソユビヤモリ Cyrtodactylus consobrinus ちょくちょく流通してるホソユビヤモリの一種で、かなり大型になります。やはりこの辺は岩を好むのかなという感じです。でもマルメスベユビヤモリとは棲み分けていました。形態やサイズはトカゲモドキに近い…
Coenobita carnescens 和名を勝手につけるならフシグロオカヤドカリとかでしょう。そんな冗談はさておき、本種はサキシマオカヤドカリ Coenobita perlatusの異タイプ異名(heterotypic synonym)として識者らには認知されています。しかし、分類学的な評価はさ…
クロオビマタハリヘビ(仮) Calliophis nigrotaeniatus マタハリヘビ Calliophis はコブラ科の小型毒蛇で、東南アジアに広く分布します。本種はマレーシアの高地で主に確認されているようで、私もサラワクで見ることができました。もともとCalliophis intes…
ボルネオアカメフグ Carinotetraodon borneensis 小型淡水フグであるカリノテトラオドン属に分類される魚で、私のお気に入りです。2013年に飼育して以来、再度飼育したくて入荷をずっと待っていたのですが、なかなか入りませんでした。ボルネオ現地に2度探…
ナキオカヤドカリ Coenobita rugosus 日本においてオカヤドカリ類の普通種で、小型種です。低温耐性は持っておらず、南西諸島においても緯度で生息数は大きく変わります。先島諸島では最も数の多い種ですが、沖縄諸島あたりからムラサキオカヤドカリの占める…
アトラスモス 言わずと知れたモスラの元となった、世界最大級の蛾です。日本では日本亜種のヨナグニサンが有名ですね。私はマレーシアで見ることができました。蛾は大の苦手なのですが、アトラスモスは良かったです(ビビって手に乗せることのできてない写真…
オンナダケヤモリ 恩納岳守宮 Gehyra mutilata オンナダケヤモリは東南アジアから太平洋の島々に広く分布しており、日本においても南西諸島で見られます。広く分布してはいますが、環境要求にほんのちょっとクセがあるのかどこでも見つかる感じではないです…
リュウキュウシオマネキ Tubuca coarctata 幼体は甲羅が赤色と黄色、歩脚が青色ととても派手な色彩をしています。成長に従い甲羅が黒くなっていき、上部に白線が残ります。ヤエヤマシオマネキにかなり近い体色や形態をしているので、注意が必要です。今回コ…
シュナイダーウミワタリ Cerberus schneiderii ミズヘビ科ウミワタリ属に分類されるヘビで、マングローブ林といった汽水域に生息しています。半水性で、魚を主に捕食します。海を渡るとも言われていますが、回遊に関しては不明な点が多いそうです。 Cerberus…
オオナキオカヤドカリ Coenobita brevimanus かなり大型に成長する種で、赤紫色をしている個体が多いです。たまに赤い個体や茶色い個体もいます。海岸林を主な活動場所とします。左鉗脚が立派で、挟む力はオカヤドカリ類でも随一です。私はそこそこ大型の個…
Breeding of Borneo Cat Gecko Aeluroscalabotes felinus. 念願のボルネオキャットゲッコーのブリードに成功しました。本種は1年半ほど飼育をしており、ずっと殖やしたいと思っていた種でした。 オスもメスもめちゃくちゃ良く餌を食べるなと思っていたら、シ…
オガサワラヤモリ クローンA Lepidodactylus lugubris "Clone-A" Mourning Gecko "Clone-A" オガサワラヤモリは単為生殖するヤモリで、太平洋、インド洋の熱帯亜熱帯に広く分布しますが移入のものもかなり多いです。日本では琉球列島と小笠原諸島で見られる…
カニクイガエル Fejervarya cancrivora 両生類は淡水性であり、海水に浸かると浸透圧の関係で体内の水分がどんどん出て行ってしまい脱水症状によって死亡します。しかし、このカニクイガエルはマングローブ湿地つまり汽水環境に生息する世界で唯一の両生類で…
Caridina variabilis 2018年に記載されたばかりのヌマエビです。バベルダオブとグアムから発見されました。今回記載論文のサンプリング地点の一つで本種を見ることができました。まだ変色標本写真しか存在していないこの新種ヌマエビの体色を知りたいという…
フタホシヤモリ Gekko monachus 東南アジアに広く分布する中型のヤモリで、全長20 cm程度にまで成長します。この写真のはボルネオで撮ったものです。山間部のジャングル沿いにある木造人工物にいました。フタホシヤモリという和名は非常に紛らわしいというか…
ミナミオオガシラ Brown Tree Snake Boiga irregularis ナンヨウオオガシラとも呼ばれる本種は、もともとオーストラリアやパプアニューギニア、メラネシアに生息しますが、グアムにも移入しています。グアムに最悪の影響を与えた外来生物の王です。グアムで…
オオヒキガエル Rhinella marina オオヒキガエルは世界的に見てかなり凶悪な侵略的外来生物です。中南米に自然分布しますが、さまざまな熱帯亜熱帯の島嶼域に移入して現地の生物を食い荒らしています。私はオオヒキガエルが最強のカエルだと思ってます。理由…
ジュエルオーキッド Jewel Orchid 宝石蘭 蘭は花を楽しむものが一般的ですが、葉を楽しむものも存在します。葉に美しい網目模様や筋が現れるそれらはジュエルオーキッドと呼ばれています。背の低い常緑性多年草で、ロゼット状に葉を展開します。子株を生やし…
ハクメンヒバカリ Hebius flavifrons White-fronted Water Snake Sabah Keelback ボルネオ固有の蛇で、ヒバカリ属に属する小型種です。顔先が白いのが特長で、私はハクメンヒバカリと呼びたく思います。身体は深緑色で、側面に水色のスポットが並び大変美し…
グアムの爬虫両棲類 -観光地フィールドガイド- この度Caudata第2号にてグアムの爬虫両棲類の記事を寄稿させていただきました。本誌は有尾類を主軸に置いた両棲類・爬虫類専門雑誌です。 グアムいいところですよ。 南洋幻想!
Geosesarma cf. bau かなり感動した光景でした。ドワーフクラブはかなり好きなカニで、野外で見てみたいと前々から思っていました。ゲオセサルマの一部種は草本上で活動しているものがいることは知っていたので、この姿を見たときはピースが嵌るような感覚を…